SHSとメリット
SHS工法ってどんな工法?
SHS-2と3を徹底分析。
住宅の大敵である結露。カビや腐れの原因となり、住む人の健康を損なうだけでなく、住宅の寿命を著しく短くしてしまうのが結露です。北海道の住宅は、これまで寒さの克服と結露の解決が課題でした。その解決を目指すことが住宅の技術を進歩させる原動力になってきました。断熱、気密、工法、暖房、換気、材料などこれまでに開発されてきた技術の大半は、結露を少なくし、快適な住環境を実現することを目指したものです。
数ある住宅技術の中で、最も注目されるのが欧米で広く普及している外断熱工法です。SHS(スタイロ・ハウス・システム)工法は、その中でも先駆的・先端的技術と言えます。スタイロフォームを柱の外側に取り付ける。その発想の転換がたくさんのメリットをもたらしています。「理想を追求したトータル・システムの住まい」と言われるSHS工法とは、どんな工法なのでしょう。
- ■SHS-2
スタイロエースの内側に機密シートを張ることにより、機密性を向上させた、工法です。
- ■SHS-3
SHS工法の高気密性に耐震性をプラスした工法です。SHS-2との違いは気密シートの代りに「サーモプライ」という積層繊維板を使うということです。「サーモプライ」は優れた透湿抵抗と高い剛性を兼ね備えた材料で、スタイロエースの内側に施工し、継ぎ目を気密テープで塞ぐことによって気密性能と構造強度が大幅に向上します。

SHS工法には
どんなメリットがあるの?
- ■機密性能はコンクリート住宅並み。
住宅省エネルギー基準では、床面積1平方メートル当たり隙間相当面積が5平方センチメートル以下の住宅を「気密住宅」と呼んでいます。SHS工法で建てられた住宅の隙間相当面積を計測すると、すべての住宅がこの基準を満たしています。さらに「防湿気密フィルム」や「サーモプライ」で気密をとることで、より厳しいウェーデンの基準(1.8平方センチメートル以下)に匹敵するような、まさにコンクリート住宅並みの高気密化が可能になります。財団法人建築環境・省エネルギー機構の評定により、気密住宅工法の評定を受けています。- ■自由な設計ができます。
住宅全体の断熱材でスッポリくるむSHS住宅は、設計上の制約が少なく、大きな吹き抜けのある広々した空間や、スキップフロア、ロフトなど自由な設計ができます。

- ■省エネルギー基準を満たす高断熱性。
断熱材のスタイロエースは、押出発砲ポリスチレンフォーム保温材の中でも最も熱伝導率の低いB類3種に分類されます。つまり同じ厚さなら格段に熱損失が少なく、同じ断熱性を確保するなら断熱材の厚さが薄くてもいい、ということ。
スタイロエースを使ったSHS住宅は、住宅金融公庫の割り増し融資が受けられます。
断熱性が高いので少ないエネルギーで全室全日暖房ができ、上下の温度差や各部屋の温度差の少ない快適な空間を作り出します。上下の温度差が生じると、足元が寒く不快感が募ります。また、各部屋の温度差があると、湿気が移動して結露の原因となるだけでなく、急激な温度差による脳卒中を引き起こす可能性もあります。SHS住宅では、そのような心配はほとんどなくなると言っていいでしょう。- ■気密性の劣化がほとんどありません。
木造住宅の場合、新築後、木材の乾燥が進むため機密性能が低下することがあります。しかし、SHS工法で施工した場合、経年劣化がほとんどなく、高い気密性能が持続します。

- ■住宅の耐久性が高まります。
木材を腐らせ住宅の寿命を縮める内部結露(壁内結露)の心配がなく、耐久性に優れています。断熱材が構造材の外側にあるので、大半の木材が断熱構造上内側に開放されており、室内とほぼ同じ温湿度環境に置かれます。そのため木材が呼吸(吸放湿)でき、生き続ける訳です。断熱性・機密性とともに新築時の価値を維持します。

- ■計画換気で快適な室内環境が実現します。
気密性が高いので隙間からの熱ロスがありません。また、無駄のない有効な換気を計画的に行うことができます。SHSによる計画換気で、洗面所、トイレ、クローゼットなどから湿気と臭いを含む汚れた空気を排除し、カビやダニの発生しない衛生的な空間を保ちます。汚染空気を強制的に排出することで、室内の気圧を外部より低く保ち、自然な吸気を促します。

- ■SHS会会員の優良工務店が施工します。
SHS工法は、だれでも施工できるという訳ではありません。ノウハウや技術を身に付けた全国各地の優良工務店が責任を持って施工しますから、安心して任せられます。
また、どんなに優れた工法でも、施工が複雑だと施工ミスが発生しやすく、期待通りの性能を発揮できないものですが、SHS工法は、複雑な手間がかからず、施工ミスが起きにくい工法になっています。

